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7th 5月
2014
written by admin


爺臭い、婆臭いとは、なんてひどい言葉。
苦労して育てた息子、娘から言われたら辛い。
それも、いまどきそんな事をするなんて爺臭いとか
お母さん、そんな服着ないで、婆臭いみたいな、
少し愛情のこもったセリフのうちは
何とも気にならない微笑ましいやりとりですが、
ある日、傍に近づいてくるなり、
う、何この臭い?爺臭い。とか
お母さん達の寝室って線香臭いけど、
これって加齢臭じゃないの?
なんて言われた日には、
思わず、シャンソンの中の一節の
【なんて、ひどい言い方…ろくでなし】と、
ぼやきたくもなります。
自覚も無く、ただ単にエイジングのなせる仕業、
加齢臭ははいつの間にか染み付いてしまっている。
お線香の臭い、古い家のお勝手の臭い、カビ臭い、古本の臭いとか
様々な表現がありますが、
残念な事に、一つとしてプラスのイメージがありません。
やはり加齢臭は、【臭い】であって【香り】ではない。
嫌われ者の様です。
加齢臭の原因は、加齢とともにホルモン分泌量が減少して、
身体の汗を出す皮脂線からノネナールという物質が
分泌するのを防ぐ力が弱くなるからだそうです。
だから汗をかいたらこまめに清潔にする事が、
解決策なのですが、臭いをゼロにする事は無理だそうです。
頭皮や耳たぶの付け根まわりなど、ノネナールの好むポイントは
より清潔に心がけるしかありません。
でも、爺臭い、婆臭いの汚名返上を願う方は、
ご自分の香りを探しだして、その香り漬けをするのです。
それは楽しい日課にもなるはずです。
私は、数あるオーデコロンの中から、
優しい花の香りが気に入り、
毎日、朝と入浴後に着ける事にしました。
さっすがにマリリンモンローみたいに
シャネルの5番を着けて寝るのとは言えませんから、
もちろん厚手のネル生地のパジャマでベッドに潜り込みます。
素敵な花の香りに包まれて休むと、
極楽で、思わず口に出して、
【浮世の馬鹿、起きて働け!私は極楽、極楽、お休みなさい】
と、すぐに夢の世界へ入ります。
この毎日の香りを着る習慣は、
楽しい習慣の上、続けていると、
何となく香りが体に染みついていってる様な気がします。
茄子の塩漬けではありませんが、
確かに、還暦過ぎた私はいい匂いなのです。
その証に、先日久しぶりに訪ねて来た2歳半になる孫を、
抱き上げた時、
孫が私の胸に顔をうずめて、
【婆ちゃん、いいにおい!】って
言ったのです。

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